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Descript Studio Soundの使い方|ノイズ除去と声が途切れるときの調整

Studio Soundは録音した声の背景ノイズや反響を抑える機能です。まず短い素材で試し、声の出だしや語尾が欠けたらIntensityを下げます。同じ音声ファイルを使う他の箇所にも効くため、一部分だけ直したい場合は別ファイルに分けてから適用しましょう。

この記事の目次

Studio Soundをかけて、声が残る強さに調整する

本編に進む前に、公開してよい短い素材で確認します。元の録音は別に保管しておきましょう。

  1. 声のあるトラックを選ぶ

    スクリプトレイヤーを選び、右側PropertiesのAudio EffectsからStudio Soundを有効にします。複数トラックのsequenceなら、Sequence Editorで対象トラックを選びます。処理にはインターネット接続が必要です。

  2. 同じ一文を処理前後で聞く

    通常の声に加え、小声、語尾、雑音と発言が重なる箇所を再生します。ノイズの減り方だけでなく、言葉が欠けていないかを優先して確かめます。

  3. 声が欠けたらIntensityを下げる

    一段ずつ下げ、同じ箇所で比べます。処理を無効にした音も聞き直し、言葉が残る設定を選びます。聞き取れない部分を、字幕を見た記憶だけで補って判断しないようにします。

  4. 書き出して前後のつながりを確認する

    実際に渡す形式で短いファイルを書き出し、冒頭・中間・末尾を再生します。修復区間の音量差、声の欠け、映像との同期を確認してから本編に進みます。

困っている症状から調整方法を選ぶ

困っている症状から調整方法を選ぶ
症状最初に試すこと聞き直す箇所
背景の雑音・部屋の反響が気になるStudio Soundを有効にする普通の声と小さな声の両方
語尾や小声が消えるIntensityを下げ、無効時とも比較発言の出だし、語尾、相づち
一部分だけノイズを減らしたい対象区間を別compositionで新しいファイルにする前後のつなぎ目と音量差
処理後にエコーや音ずれが出るRepair audio driftを確認冒頭・中間・末尾の同期
クレジットが想定より減るUsageで処理内容を確認再実行、Underlord、他のAI処理の有無

雑音、声の欠け、音ずれは別の症状です。複数の設定を一度に変えず、一つずつ比較すると原因を見分けやすくなります。

この記事について

役立つ場面

  • インタビューや解説動画の声を聞き取りやすくしたい
  • ノイズ除去で声が消え、調整方法を探している

読む前の注意点

  • 音楽や効果音を含む素材で、声以外もそのまま残したい
  • 録音時点で発言がほとんど聞こえず、修復できるか確認が必要

この記事の要点

  • 声が途切れたら、ノイズの少なさより言葉が残る設定を優先
  • 効果は元ファイル単位。同じファイルを使う他の場面も確認
  • 手動のStudio Soundは1ファイルへの適用につき最大30 AIクレジット

消したい音より、残したい言葉を先に決める

ノイズが静かになっただけでは、聞きやすくなったとは限りません。例えばインタビューの『そうではない』から『ない』が聞こえなくなると、発言の意味が変わります。音量が小さい人や短い相づちを含む箇所を、確認用に選んでおきましょう。

編集部の提案は、通常の声、小声、雑音と発言が重なる場面をそれぞれ聞くことです。ヘッドホンでノイズを探すだけでなく、実際の視聴に近いスピーカーでも言葉を追えるか確かめます。本文を見ながら聞く場合と、音だけで聞く場合でも印象は変わります。

Intensityに全素材共通の正解はない

公式ヘルプは、声が抑えられたり無音になったりする場合にIntensityを下げる方法を案内しています。背景音が大きい素材では、声と雑音を十分に分離できない場合があります。強くかければ必ず改善するわけではありません。

例えば100、75、50のように段階を分けて比べる方法があります。これは編集部の試し方の例で、推奨値を測定した結果ではありません。各設定で同じ一文を再生し、子音、語尾、息継ぎの不自然さを比べます。少し雑音が残っても発言を聞き取れる設定を選ぶ方が、会話の内容は伝わります。

一部分だけ使うときは、新しい音声ファイルに分ける

Studio Soundはファイル単位の効果で、同じ元ファイルを使うプロジェクト内の他の箇所にも適用されます。タイムラインで短く切っただけでは、その区間だけに限定したことにはなりません。

対象区間を新しいcompositionに複製し、Flatten tracksで別ファイルを作ってから処理します。Flatten tracksは編集済みのクリップをまとめる操作なので、後でカット位置などを変えられるよう、元のcompositionを残してください。Script track onlyとAll tracksの選択では、声だけをまとめたいのか、他の音や映像も含めたいのかを確認します。

戻すときは区間の長さと挿入位置をそろえます。単体では自然でも、前後につなぐと急に部屋の響きがなくなったり、音量が変わったりすることがあります。編集した区間の前後を続けて聞くところまでを一つの作業と考えましょう。

AIクレジットは固定10ではなく、処理内容で変わる

現行の公式案内では、手動で使うStudio Soundは1ファイルへの適用につき最大30 AIクレジットです。毎回30と決まっているわけではなく、処理の長さなどで変わります。同じ入力でAI処理を再実行すると再び消費されます。Underlordに依頼した場合は、その動作に別のクレジットも使われます。

素材の取り込みに使うメディア分数と、AI処理のクレジットを分けて見ましょう。Settingsで対象Driveを選び、Usageで使用量を確認します。クレジットを節約するには、先に残す区間と処理するファイルを決め、処理結果を確認してから次の素材へ進むのが分かりやすい方法です。

エコーや音ずれは、ノイズの強さとは別に直す

公式ヘルプは、画面録画などのファイルでStudio Sound後のエコーや音ずれが起こる場合に、Repair audio driftを案内しています。ProjectパネルのFilesから対象ファイルのメニューを開いて実行する操作です。

録画の冒頭、中間、末尾で、口の動きや操作音と映像のタイミングを比べます。時間がたつほどずれるのか、最初から一定の差があるのかをメモすると、次に試す修復を選びやすくなります。Intensityだけを何度も変える前に、同期の問題かを確かめてください。

字幕と動画を仕上げる前に、音を確定する

音声の修復で区間を作り直す予定があるなら、先にその作業を済ませます。動画と字幕をいったん納品してから発言を削ると、字幕の時刻も確認し直す必要があります。音を確定し、字幕を修正し、動画と字幕を一組で書き出す順なら、差し替えを整理しやすくなります。

字幕の操作は関連記事で扱っています。Studio Soundで音を調整できることと、その言語を自動文字起こしできることは別です。日本語音声の文字起こしを含む編集が目的なら、Descriptの言語対応を先に確認してください。

3本の音声を処理する場合のクレジット計算

手動のStudio Soundを別々の3ファイルに1回ずつ適用する、仮の作業例です。

1ファイル
Studio Soundの上限は最大30クレジット
3ファイル
30 × 3 = 最大90クレジット
別に数えるもの
取り込みのメディア分数、再実行、Underlordや他のAI処理

90はこの条件での上限の計算で、実際の消費量や必要プランを保証する数字ではありません。最初の1本を処理してUsageを確認し、残りを進めてください。

見落としやすい点

画面上で切れば、その区間だけに効くと思う

同じ元ファイルの別の場面も影響を受けます。一部分だけなら、別ファイルを作る工程が必要です。

元の編集を残さずFlatten tracksを使う

元のcompositionを複製して残しておくと、後からカット位置や素材の組み合わせを修正できます。処理済み版と元版は名前で区別しましょう。

小声の消失を音量アップだけで直そうとする

処理で言葉自体が欠けている場合は、再生音量を上げても戻りません。Intensityを下げた版や処理前の音と比べます。

次の録音でも使える確認メモ

元ファイル名、調整した箇所、Intensity、気になった語尾、書き出し版を一緒に残しておくと、修正依頼が来たときに再現できます。録音環境や話者が変わったら、同じ設定でも聞き直してください。

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よくある質問

Studio Soundをかけると声が消えるのはなぜ?

強い背景音などで声をうまく分離できず、発言まで抑えられる場合があります。Intensityを下げ、無効にした音とも比べてください。完全に静かにするより、発言が聞き取れることを優先します。

ノイズ除去を動画の一部分だけに使えますか?

可能ですが、効果は元ファイル単位です。対象区間を新しいcompositionに複製し、Flatten tracksで別ファイルにしてから適用し、元の区間と入れ替えます。

Studio Soundは1回10クレジットですか?

現行の公式説明では固定10ではありません。手動での適用は1ファイルにつき最大30クレジットで、処理内容によって変わります。AI処理の再実行やUnderlordには追加の消費があります。

Intensityは何%がおすすめですか?

すべての録音に共通する値はありません。同じ箇所を段階的に比べ、小声や語尾が欠けず、背景音も気になりにくいところを選びます。この記事にある100・75・50は比較の例です。

参考資料で確認したこと

  • Studio Soundの適用方法、Intensity調整、ファイル単位の影響

  • 最大30クレジット、再実行とUnderlordの消費、Usageの確認

  • Flatten tracksで別ファイルを作る際の操作と複製

  • エコー・音ずれとRepair audio drift

参考資料

  1. 1.
    Studio Sound

    Descript · 取得日 2026年9月14日

  2. 2.
  3. 3.
    Flatten tracks

    Descript · 取得日 2026年9月14日

  4. 4.
    Repair audio drift

    Descript · 取得日 2026年9月14日

調査・執筆について

2026年9月14日にDescript公式ヘルプのStudio Sound、AIクレジット、Flatten tracks、音ずれ修復を確認しました。試聴する箇所とファイル管理の例は編集部の提案で、実機による音質測定ではありません。

調査・執筆でのAIの使い方